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平成27年度第1回中盲ナビックス研修会報告

平成27年7月16日(木)15時から、中野消防署の一室をお借りして、今年度第1回中盲ナビックス研修会を行いました。参加者は、ガイドヘルパーさん、中視協・ナビックスの職員を含め総勢19名でした。

 

テーマは、「災害時やガイド時における不意の怪我等に対する応急処置」。ということで、まずは、ガイドさん、中視協・ナビックスの職員が2グループに分かれ、中野消防署の職員の方からAEDを使った心肺蘇生の方法などの教授を受けて、実際に心臓マッサージ(胸骨圧迫)、AEDの使用方法を訓練しました。研修では、①倒れている人だけでなく救護する人自身の安全を確保したうえで救護活動をすること(特に通行車両などに注意する)、②声のかけ方(いきなり大きな声で声掛けしないなど)、③119番通報・AEDの準備と同時に心臓マッサージ(胸骨圧迫)の継続という周囲の方との連携の必要性、④圧迫する胸骨の位置、⑤電極パッドの位置、⑥電気ショックの必要性はAED(の音声)に従うことなど、ポイントを繰り返し、繰り返し教授して頂き、訓練しました。心肺蘇生のAEDの使用方法は2年前の研修会でも取り上げましたが、2年経てば人間の記憶はうすれますし、実際にAEDを使用する機会に遭遇することのない方がほとんどでしょう。定期的に、適切なAED使用方法、心臓マッサージの方法を学び、訓練することは有意義であろうと思います。

 

その後、骨折・出血時の包帯法の教授を受け、実際に三角巾を使い包帯法も訓練しました。この包帯法は、圧迫による出血防止、血液・分泌物の吸収、傷の清潔保持(感染防止)、苦痛の軽減などの効果があります。包帯法はいざという時に役立つと思いますので身につけたいものです。

 

そして、最後に、職員の方から、暑い夏に向けての熱中症対策もご教授頂きました。今年の夏は、ご利用者様、ガイドさんが熱中症で倒れたという報告が現在のところないのは何よりです。

 

中野消防署から研修場所を提供して頂き、職員の方からは、ポイントを絞った丁寧で分かりやすい説明をして頂いて、繰り返し訓練することができました。たいへん有意義な研修となりましたこと、ここに改めまして中野消防署にお礼申しあげます 。