2023年11月のかもめ句会を更新しました。
十一月の兼題
「鯨」「冬りんご」「冬の朝」
潮騒に交じる鯨の寝息かな
デコトラの窓際に照る冬林檎
空海の風の字が鳴る冬の朝
講師:佛渕雀羅
小魚の群れごと食べる鯨かな
毅
水際で鯨に乗れど又落ちる
久枝
アラスカの海や鯨の通り道
紫苑
みちのくや鯨しぐれ煮の土産
寿江
おろしたてスリッパ硬し冬の朝
栄
クジラ雲鳴いて兄さん呼んどくれ
圭子
千の雪眺めて育つ冬林檎
まちこ
回復を共に見守る冬りんご
詠子
吾子の手に余るりんごを持たせやり
貴子
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○一月の兼題「新年」「鏡餅」「数の子」